ヒカルの碁 名作 感想 考察(アニメ版を追っていきます) 第一局「永遠のライバル」

自分史に残る偉大な作品なので、語っていきたいと思います!

 

 

過去の作品になりますので、いまさらアクセスどうこうよりも、

自己満足と囲碁界頑張れというエールです!

藤井聡太さんのご活躍で話題になっていることも多い将棋界と違って、

囲碁界の井山祐太さんはあまりメディアに取り上げられない?のが残念なのですが…

 

①将棋よりも市場経済的に失敗している?

囲碁のほうがゲームとして難解?

 

の二点が原因なのかな、と個人的には思っています。

 

僕は将棋は下手の横好きで、級位は道場によってばらつきがあるのですが、

(将棋ウォーズというアプリで3級のへっぽこです…。泣)

囲碁はまじわけわからん。。碁打ちの頭の中ってどうなってるんだろ??

 

 

しかし、このヒカルの碁を観ている、あるいは読んでいると

囲碁打ちてええええって気になってくるから不思議です。

 

 

一応、古い作品になるので、ネタバレ前提で、感想や考察を振り返っていきますね。

 

 

 

では、ここからシーンに沿って、感想を追っていきます。

 

 

原作とアニメで違和感すげえ、、っていう作品は僕はとても好きじゃないんですね。

まあ恐れずに言うならワンピースとかがそうです。

 

声優と合ってる気がしない!のは、作者が読者に抱かせる印象を取り違えているか、

有名な声優さんを使って、キャラクターに箔をつけたいのか??という感じで、

すごく萎えてしまうんですね笑

 

 

作画もそうですけど、このヒカルの碁は、もちろん?

原作のほうが情報量や細かい描写などは上なのですが、

使われているBGM、声優さんの演技、作画の安定度合いなど、

アニメも非常に楽しんで観れます。

 

 

 

ヒカルは小学生の分際で、祖父宅のお宝をかっぱらって

小遣いにしようとしてるんですが、、

どこの骨董品店が小学生の碁盤を買い取ってくれるんでしょうか??

 

ろくでもないガキですな笑

 

 

祖父の蔵の碁盤に憑りついていた藤原佐為は、

「やっと見つけた」と、碁盤の染みを認識出来たヒカルに語りかけます。

 

この、誰にでも起こるような…少年に夢を持たせるようなスタート設定。

わくわくするなあー。

うちの家系には、蔵などないので佐為の碁盤とかありようがありませんが。

 

初期のシーンでは、

佐為のテンションとヒカルの体調がリンクする描写があるんですね。

憑りつかれたというのに、佐為との共生に柔軟に対応するあたり、

只者ではないなあと改めて感じます。

 

 

その後、単身で碁会所に乗り込むあたりも、やはり只者ではない行動力。

碁会所とか雀荘とかって、最初ひとりで行くの、大人でも緊張するよ??

 

 

そして、運命のいたずらか、、もしくは運命か、

同い年の塔矢アキラと対局することになります。

 

ここでの、なんにも知らないど素人少年ヒカルと、

すでにプロ並みの実力を持つアキラの、

囲碁を布教させていこうという大人びた精神の表れのキャラクターの差が

どちらもとても自然で、原作者のほったゆみさんの緻密さに感服します。

 

 

九子取らせるシーンとかあるんだけど…

九子って…それを取らせるって…

 

将棋で銀とかを、ただで取られると終わった…ってなるんですけど

アキラ君は中央支配の優位性でまだやれるとか言ってます。

まだだ…まだ終わらんよ!は、かの宇宙世紀の大佐(あん時は大尉だっけ)様が

残した負けフラグ

 

直後に佐為が放った、アキラの力量を測る一手に気づき、アキラは衝撃を受けます。

 

遥かな高みから…!

 

 

そのうち別のアニメなどの感想考察も挙げていく予定ですが、

一話って、ご都合主義の超展開的な作品が多いなあと思うんですが、

ヒカルの碁の第一話は、とても完成度が高く粗がないように感じます。

 

これが壮大なドラマの始まりで、美しい終局に向かう完全な伏線になっているから。

 

もちろん、佐為の存在はフィクションですし、

対局が初めての少年が、天才少年に勝つ、というのは超展開なのですが…

 

①各登場人物の成長物語

②佐為をめぐる推理小説的な要素

囲碁を通したバトル漫画的エンターテイメント

囲碁というゲームの深さ、醍醐味、世界観

 

僕の考えるヒカルの碁の作品の魅力を箇条書きにすると、

このようなところに収束されます。

 

 

大長編でもなく、かといって尻切れトンボでもなく、

(最後の日韓中戦での終わりは賛否両論、諸説ありますが…)

本当に誰もが、どこかに心打たれるシーンがある名作だと思っています。

 

 

いまさらではありますが、共感頂ける方がいたら嬉しく思います。

 

 

では、よろしければ別の記事もどうぞよろしくお願いします。