ヒカルの碁 名作 感想 考察 第二局「見抜かれた急所」

どうも。renosoumaです!

今回は引き続き、ヒカルの碁についての記事、雑感を述べさせて頂きます。

 

まず、前回言い忘れてましたが、OP曲の

「GetOver」歌はdreamってなってるけど、これ、妖怪体操のdreamさん?

とても伸びやかで爽やかで、綺麗な映像とあいまって、好きな曲ですね。

 

物語前半のキーマン達がカットインされていくとこなんか、

見返すたびに涙腺がぐっとくる!

 

冒頭の白川先生の解説は、初心者級の詰め碁っぽいんですが、、

ヒカルと同様、ちんぷんかんぷんです…。

その後のシチョウのあたりなんかは、まあ分かるんですが、気づいた時には

もう終了コースだと、自分などは思ってしまいます。笑

 

ヒカルの碁の素晴らしいところは、

どこかしらに、こう言ってはなんですが、

いつ打ち切りになってしまったとしても、綺麗に物語が成立するように

美しく脚本だてられているような。

 

だからこそ、物語全体を通しても矛盾や齟齬が極めて少なく、

そこに、無駄な要素や伏線が無いところ…

なども、個人的には非常に好感が持てるところです。

 

 

テレビで現代の最強棋士、塔矢名人などのテレビ映像なども、

囲碁教室ならではで、自然なカットだと思います。

 

 

シーン変わってアキラくん。

ヒカルに打ちのめされてから、ヒカルの事しか頭にないようになっちゃってます…

 

そして、幼馴染とおぼしきアカリちゃんは、ヒカルへのアプローチ?

は積極的で、囲碁教室に一緒についてくる始末です。

 

この作品の二大ヒロインは、このアキラとアカリなのだと思ってるのですが笑

 

登場人物の、特に主要なメンバーは、概ねほとんど、

人生に前向きです。一部例外もいますが…

「色んな人の思いが、主人公であるヒカルを、

そしてその本人も、未来に向かって進ませる」

 

 

というのを意識して追っていくと…

登場人物のほとんどが素敵に思えるんです!

 

古い定石のコスミ、佐為の代名詞的な

「右上スミ小目!」についての解説を、白川先生が丁寧に解説して下さいます。

古いが、素晴らしい定石であることも同時に教えてくれます。

白川先生の、感じのよさと、囲碁愛を感じます。

 

 

アコタさんへの意趣返し…から、

その日はもう帰りなさいと言われてしまったヒカルは、

前回、アキラとの対局終わりにもらった子供囲碁大会に佐為を連れていくことで、

佐為への埋め合わせを提案します。

 

ヒカルって、順応性に高い上に、とても優しいなあって思いますね。

 

子供囲碁大会の熱気に感動をしながら、つい佐為が盤面を見て放った一言に

ヒカルもつられて、盤外から口を挟んでしまいます。

 

静止画にして確認しても、

黒が死ぬとはとうてい僕には思えないんですけど…泣

 

アキラのふさぎ込む様子をなんとかしてあげたいと思った市川さんは、

そういえば、子供囲碁大会のチラシを渡したわよ??と

アキラに告げます。

 

それを聞いたアキラくん、会いたい一心(笑)でもうダッシュ

切符のお釣りはもらわないし、電車のドアはこじ開けるし…

 

この辺り、ヒカルとはまた違った行動力を感じますね!

 

 

真剣勝負に横槍を入れてしまったヒカルは、棋院の方に説教されて帰されますが、

その盤面を、一瞬で看過したヒカルの才覚に目をつけた緒方さんは、

名前も聞かずに帰したことにご立腹してます笑。

 

原作では緒方先生は、最初のほうの作画がラピュタムスカちっくなんですが、

アニメでは最初からイケメンです。

この緒方さんのね、、なんか、どことなくシャア・アズナブル感…

なんていうんですかね、強い、強いんだけど、絶対的な強者ではない感じが

たまらなく好きです。

 

この顛末を聞きつけてやってきた塔矢名人も、

ヒカルに一定の評価を下していますね。

 

強者が強者を求める…

バトル漫画のわくわくに近いものを味あわせてくれます。

 

 

で、帰ろうとしているヒカルを、ばっちり捕まえられるアキラくん。

やっと…やっと見つけたぞ進藤…。

 

そんなに日い経ってないよアキラくん!!笑

 

 

アキラの、情念の深さで二話は終わりとなります。

 

ここはまだ物語としては冒頭ですから、

囲碁の解説や、盤面を看過した佐為のすごさなどが触れられているとこですが、

 

アキラがヒカルを追う…という作中全体に通じるテーマも

ばっちり形になっていますね。

 

 

ちなみにタイトルの見抜かれた急所、はアコタさんのカツラの事も指すんでしょうか?